電子書籍が普及してきた昨今、タブレットやスマホで本を読む、ということも多くなってきました。
中でも、マンガは電子書籍でその魅力が最大限に発揮されたといっても過言ではないでしょう。
大迫力の一枚絵を存分に堪能できますし、カラー版だって楽しめちゃいます。
ならば、やっぱり漫画に適した端末で読みたいところ。
そこで今回は、マンガを最大限に読むための端末を紹介していきたいと思います。
- マンガ用の端末を探している人
- マンガを楽しみたい人
- どんな楽しみ方があるか知りたい人
マンガの読み方を決めておく
早速お勧めの端末を紹介……といきたいところですが、その前に少し。
マンガを楽しむ方法というのが、いくつかあるのです。これらを意識しておくことで、より自分に合った端末を選ぶことができるでしょう。
フルカラーでマンガを楽しむ
通常、マンガはモノクロです。
しかし、例えばOnePieceのように、通常版とは別にフルカラー版が発売されるタイトルもあります。
なので、「ここはこういう色で表現してるんだ……!」という新たな発見ができちゃいます。
そんなフルカラー版のマンガを楽しむには、もちろん、これをしっかりと綺麗に表示できる端末が必要となります。
具体的には「解像度」に注目していきたいところですね。
例えばKindleのように、「電子書籍専用タブレット」はモノクロでしか表示できない場合もあるので、フルカラーを楽しみたい場合は避けた方が無難でしょう。
出先で楽しむ
漫画が電子書籍となった最大のメリットといえば、やはり「持ち運びが楽になった」ということ。
通勤やちょっとしたお出かけ、旅行、出張などなど……外に出ていかねばならないときに、出先で漫画を読むことができるのは、まさに革命的。
紙媒体のコミックであれば一冊や二冊が限界のところ、電子書籍であれば何冊でも持ち運ぶことができます。
ということで、「出先でもマンガを楽しみたい」という方は、これを意識した端末選びが必要となってきます。
例えば、「タブレットの中でも小さいものを選ぶ」や「スマホは大きめなものを選ぶ」など、携帯性と閲覧性のバランスを考えたいところです。
「マンガサービス」を活用する
電子書籍を購入するには、AmazonのKindleのように、電子書籍専門のオンラインショップを活用するのが一般的です。
しかし、マンガに関して言えば、実はそれだけではありません。
「マンガサービス」と呼ばれるサービスを活用すれば、対象のマンガを無料で読むこともできちゃうのです。
Renta!やコミックシーモアなどですね。
サービスによってはダウンロードする手間も省けるので、気になったものをその場でさっと読むことができます。
そのため、ネット回線がほぼ必須となります。
「マンガサービスを利用したい」という方は、4G回線を契約したスマートフォンやタブレットがおすすめとなります。あるいは、ポケットWifiを活用するのもありかもしれませんね。
お勧めの端末
さて、それでは「マンガを読むのにお勧めな端末」を紹介していきましょう。
iPad(無印)
Appleといえば真っ先にiPadを思い出す方もいるのではないでしょうか。それほどに有名で人気なタブレット端末となります。
「iPad(無印)」は、Appleが手掛けるタブレットの中でも最も安価なモデル。
最安値は¥39,800(税込み)と、約4万円。
画面サイズは10.2インチなので、マンガを読むのに適したサイズとなります。どん! と見開きの一枚絵なコマも、その迫力を十分に堪能できるでしょう。
また、解像度の高いディスプレイですので、フルカラー版も楽しめる一台となります。
少し値段は高くなってしまいますが、セルラーモデル(最安値¥56,800)という4G回線に対応したものもあります。携帯回線を契約すれば、外出先でマンガをダウンロードしたり、マンガサービスを活用することも可能。
電子書籍でマンガを読むにあたって、何一つ欠けることなく楽しめるでしょう。
iPad mini
お次はiPad mini。
iPadの名を冠するだけあって、先ほど紹介した「iPad(無印)」とできることは変わりありません。
画面は精彩でフルカラー版を楽しむのに適しており、セルラーモデルも選択可能。
では何が違うかといえば、「mini」の名の通り、画面サイズが小さいのです。
「iPad(無印)」が10.2インチなのに対して、「iPad mini」は8.3インチ。
ともすれば手のひらに収まってしまうくらい、小さなサイズ感のタブレットとなるのです。
携帯性に特化したタブレットですので、「10インチでもやっぱりちょっと大きい」という方や「外でタブレットは……」という方にお勧めとなります。
「iPad(無印)」よりかは迫力で劣ってしまいますが、それでもマンガを楽しむことができるので、「小ぶりなタブレットがいい!」という方はぜひ検討してみてください。
Surface GO 3
Surface Go 3は、Microsoftが打ち出す「Surface」シリーズに含まれる2-in-1PCとなります。
「2-in-1PC」の通り、ノートパソコン的な使い方も、タブレット的な使い方もできる端末なのです。
サイズは10.5インチなので、「ノートPCとしても活用できるタブレット」といった具合ですね。
Wifiモデルだけでなく、LTEモデルも選択できるので、外出先でも利用可能。
ただし、Wifiモデルの最低価格が¥60,280に対し、LTEモデルが¥102,800と値段が跳ね上がってしまうので留意しておきましょう。
電子書籍ストアでマンガを購入することも、マンガサービスでマンガを楽しむことができる一台となります。
ノートPC的な使い方もできるので、「持ち運べる小さなノートPCが欲しかった」という方にもお勧めできます。ぜひ、検討してみてください。
Kindle Paperwhite
AmazonのKinldeを最大限に活用できるKindle Paperwhite。
モノクロ表示のみに対応、使えるアプリもKindleのみ。このように、まさに電子書籍を読むためだけに作られた端末となります。
なので、価格も16980円と2万円を切るリーズナブルさ。
ほかにスマホやタブレットを持っている方にこそお勧めできる一台となります。
LAVIE T8
NECが販売しているLAVIEのタブレットシリーズの中でも、コンパクトさが特徴の端末となります。
iPad miniよりも少しだけ小さめのタブレットとなり、片手でも持ちやすいスリムボディ。
画面サイズは8インチ。
Wifiモデルのみとなり、ポケットWifiがなければ外出先では使いづらいのが玉に瑕。
ただ、値段は2万8000円ほどと、iPad(無印)よりも安価に手に入ります。
「マンガを読むだけのタブレットが欲しい!」という方にお勧めできる、リーズナブルなタブレットとなります。
番外編
ここからは「番外編」と称して、マンガを読むのに実は適しているデバイスを紹介していきます。
デスクトップPC
マンガを楽しむうえで、その迫力を何よりも重要視する方にお勧めできるのが、「デスクトップPCでマンガを読むこと」です。
もちろん、持ち運びなどできませんし、設置した場所以外で楽しむことはできません。
しかし、それを差し引いてもなお魅力あるのが、その画面サイズ。
24インチや27インチなど、スマホやタブレットとは比べ物にならないスケールで漫画を楽しめます。
折りたたみスマホ
「Galaxy Z Fold 5G」や「Surface Duo 2」など、まるで本を閉じるかのように折りたためるスマホがあります。
こういった折り畳みスマホの最大のメリットは、何といっても画面のサイズの使い分けができること。
スマホとして使う場合は折りたたんだ状態で。
タブレット的な使い方をしたい場合は開いた状態で。
使うアプリや楽しむコンテンツに合わせて、折りたたんだり開いたりして、サイズを切り替えることができるのです。
「携帯性が欲しいけど、閲覧性も損ないたくない」という要望に対する最適解といった形ですね。
ただ、かなり値が張ります。
「Galaxy Z Fold G5」は237,656円、「Surface Duo 2」は184,580円と、スマートフォンでありながらもデスクトップPCやノートPC並みの価格となります。
購入する際は慎重に。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
「マンガを楽しむ」ということを考えると、やはりタブレットが最有力候補となります。
大型のスマホもお勧めしたいところですが、閲覧性と値段との兼ね合いを考えると、タブレットにかなわない面が出てきてしまいます。
あくまでも、「スマホそろそろ買い替えようかな」という時にのみ、ついでに検討するに留めましょう。
電子書籍ストアでマンガを購入する。あるいは、マンガサービスでお得にマンガを読む。
こういったように、マンガの楽しみ方は様々ありますので、これらを考慮したうえで端末を決めてみましょう。
それでは!