電子書籍って便利ですよね。
端末さえあれば、いつでもどこでもお気に入りの書籍を読めます。「あの本を持っていこう」とか「ああ、今日はこの本の気分じゃなかった」とか思うこともなくなります。
そんな便利な電子書籍の魅力をもっと引き出してくれるのが、タブレット端末。
カバンに入れて持ち運べる携帯性を持ち合わせながら、マンガをド迫力で読めるほどの閲覧性も兼ね備えています。
けど、タブレットっていろんな種類があって困ってしまいますよね。
そこで今回は、どういったタブレットが販売されているのか、具体的に紹介していきたいと思います。
- 電子書籍を楽しみたい人
- タブレット選びでお悩みの人
お勧めのタブレット
タブレットにはたくさんの種類があり、それぞれ特徴を持っています。
その中から、おすすめのものをピックアップしていきましょう。
iPad
さて、初めに紹介するのは、どんな人にもお勧めできるiPad。
タブレットにあまり詳しくない人でも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
iPhoneでおなじみのAppleが手掛ける商品で、実はいろいろと種類があります。
・iPad
・iPad Air
・iPad Pro
・iPad mini
性能やサイズによって四つに分類され、これらが年々新しくなっていくという流れになります。
それぞれの現行モデルをざっと比較してみましょう。
サイズ | カラー展開 | 重さ | 最安価格 | |
iPad(無印) | 10.2インチ | シルバー、スペースグレイ | 487g | \39,800 |
iPad Air | 10.9インチ | シルバー、スペースグレイ、 ローズゴールド、グリーン、スカイブルー | 458g | \74,800 |
iPad Pro 11インチ iPad Pro 12.9インチ | 11インチ、12.9インチ | シルバー、スペースグレイ | 466g、682g | \94,800/\129,800 |
iPad mini | 8.3インチ | スペースグレイ、ピンク、 パープル、スターライト | 293g | \59,800 |
電子書籍用としてお勧めなのは?
このように種類がある中で「電子書籍を読むならどれ?」と聞かれれば、「iPad(無印)」か「iPad mini」の二択でしょう。
「iPad(無印)」は販売されているiPadで最安値で手に入れられるモデルとなります。
電子書籍を読む程度でしたそれほどマシンパワーも必要ないので、安価でApple製品を手に入れられる「iPad(無印)」はかなりお勧めです。
「iPad mini」は、とくに「活字をよく読む」という方にお勧め。
iPadの中では持ち運びに特化したサイズ感となるので、ちょっとした待ち時間もうまく活用することができるでしょう。
電子書籍以外にも
「少なくないお金を出して買うんだから、電子書籍以外にも何かいろいろと使いたい」という方もいるでしょう。
そんな方には、「iPad Air」か「iPad Pro」をおすすめします。
どちらもAppleの主力といっていい製品であり、その力の入れ具合はかなりのものとなります。
「iPad Air」は性能面と価格面の両立を目指し、さらにカラー展開も豊富。
「iPad Pro」は、もはやノートPCと変わらないほどのマシンスペックを有しています。
コスパを求めるならば「iPad Air」、なんにしてもパワーが欲しいという方は「iPad Pro」を選ぶとよいでしょう。
Kindle
こちらはiPadと違い、電子書籍専用のタブレットとなります。大手ネットショップのAmazonが手掛けるKindleを読むための端末ですね。
現在発売されている機種は、
・Kindle
・Kindle Paperwhite
・Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
・Kindle Oasis
・Kindle Paperwhite キッズモデル
となります。
それぞれをざっと比較してみると……。
画面サイズ | 容量 | 基本価格 | |
Kindle | 6インチ | 8GB | \8980 |
Kindle Paperwhite | 6.8インチ | 8GB | \16980 |
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | 6.8インチ | 32GB | \19980 |
Kindle Oasis | 7インチ | 8GB/32GB | \34980 |
電子書籍を読むためだけに生まれたタブレットとだけあって、かなり尖った性能となっています。
紙のような質感を持つ「E-Ink(電子インク)」ディスプレイを採用していてあり、他社製のタブレットと比べてかなり価格が抑えられていたり。
マンガや小説を読むならば、ピッタリな製品となります。
気を付けておきたいのは、カラー表示ができないということ。
白黒での表示しかできないので、雑誌やライトノベルの表紙、マンガのカラー版などを楽しみたい方は、この点を留意しておきましょう。
どんな機種がどんな人にお勧め?
Kindle
無印Kindleをお勧めできる人は、とにかく安価に抑えたいという方。
ほかにタブレットやスマホを持っていて、「電子書籍専用が欲しい!」という方には強くお勧めできる一台となります。
Kindle Paperwhite /Paperwhite シグニチャーエディション
とにかく漫画を読みたい人にお勧めなモデルとなります。
マンガは小説よりも容量を必要と死、そのため32GBを選択できる「Paperwhite」モデルが最適となるのです。
もちろん、その分だけ小説やライトノベルも保存できるので、「とにかく読み漁りたい!」という方にもお勧めできます。
ちなみに「シグニチャーエディション」は、ワイヤレス充電に対応する端末となります。
Kindle Oasis
Kindle端末の中でも最上位機種となります。
32GBの大容量ストレージも選択できるほか、「ページ送りボタン」や「自動画面回転機能」など、他のモデルにはない機能も充実しています。
このため「やっぱり最上位機種がいい!」というかたにお勧めできるモデルとなります。
また、Kindle端末の中でも唯一4G回線を利用できるので、「出先でも書籍をダウンロードしたい」というかたにもお勧めできる一台です。
Kindle キッズモデル
「Kindle」「Kindle Paperwhite」ともに、キッズモデルというものもあります。
その名の通り、子ども向けのモデルとなります。
1年間、1000冊以上の児童向け書籍を読み放題できるサービスもついているので、お子さんに読書習慣をつけてほしい方にお勧めとなります。
Surface
Windowsで有名なMicrosoftが手掛けるタブレットとなります。
こちらもiPadと同じく「Surface」の名を冠したタブレットがいくつか用意されています。
現行のモデルでは、
・Surface Pro 8
・Surface Pro X
・Surface GO 3
とあります。
サイズ | 重量 | カラー展開 | 基本価格 | |
Surface Pro 8 | 13インチ | 891g | プラチナ、マットブラック | \148,280 |
Surface Pro X | 13インチ | 774g | プラチナ、マットブラック | \125,180 |
Surface GO 3 | 10.5インチ | 544g/553g | プラチナ、マットブラック | \60,280 |
こちらの「Surface」タブレットは、純粋なタブレットではなく、2in1タブレットとなります。
Surfaceのホームページにも、タブレットではなく「2-in-1PC」と表記されています。
つまりは、ノートPCの一つなのです。Windowsが搭載されているため、基本的な使い方はノートPCと大差ないでしょう。
そのため、「Surface Pro 8」や「Surface Pro X」はサイズ感や重量、値段もノートPCと変わらないものとなっています。
総じて値段が高めなので、「電子書籍専用」というよりかは、「手軽にExelやWordも使いたい」「手書きでメモをしたい」など、「この一台をたくさん活用したい!」という方にお勧めです。
タブレットの選び方
「もっと自分にあったタブレットを探したい」という方もいるでしょう。
そこで、電子書籍リーダーとしてのタブレットの選び方をざっと紹介していきます。
電子書籍の読み方で選ぶ
電子書籍が普及してきた昨今、その利用方法は拡大しています。
一般的なのは、AmazonのKindleのような電子書籍を専門としたオンラインストアで購入するというもの。
総じて「電子書籍ストア」と呼ばれるショッピングサイトは、他にも楽天koboや紀伊国屋書店、hontoなど様々あります。
ただ、電子書籍を楽しめるのはこういったオンラインストアだけではありません。
コミックシーモアやRenta!など、マンガを中心として展開するマンガサービスなるものがあります。
こういったサービスを利用することで、マンガをよりお得に楽しむことができるのです。
無料公開されているものを読み漁ったり、クーポンやチケットを使って割安で購入できたり。
このようなサービスをタブレットで利用する場合、ウェブかアプリか、どちらかを使うことになります。
先ほど紹介したKindleなどの電子書籍用タブレットは、基本的にマンガサービスを利用できないので、避けた方がよいでしょう。
また、4G回線を利用できるタブレットを選べば、より便利で楽しくサービスを活用できるでしょう。
読みたいジャンルで選ぶ
例えば小説やライトノベルは、文字を主体としたコンテンツであるため、画面サイズをそれほど必要としません。
なので、KindleやiPad miniのような小型なタブレットが最適といえるでしょう。何といっても、ベッドに転がって怠惰に読むことができます。
また、マンガを読む時には、見開きの一枚絵を堪能したいところ。
となるとそれなりの画面サイズが必要となり、10インチや11インチのタブレットが最適解といえます。
参考書やビジネス書などは、別のメモアプリでメモを取ったりすることもあるでしょう。
iPad Proの12.9インチモデルなどは、メモアプリと電子書籍アプリを同時に開くことができ、かなり便利に活用できます。
このように、書籍のジャンルによって最適な画面サイズが変わってきます。
これをもとにタブレットを決めてもいいかもしれませんね。
持っているデバイスで決める
電子書籍は、いろんなデバイスで閲覧できるのが特徴です。
タブレットだけでなく、パソコンでもスマートフォンでも読めます。
現在スマホやパソコンを持っているなら、10インチや11インチなどの少し大きめのタブレット。ノートPCを普段使っているなら、8インチくらいの小さめのタブレット。
逆に、デスクトップPCで24インチや30インチなどのモニターを使っているなら、11インチ以上の大きめのタブレットもありかもしれません。
現在タブレットを持っていたとしても、新たに購入するのもあり。それこそ、Kindleなどの電子書籍専用のタブレットもおすすめできます。
このように、持っているデバイスと組み合わせることで、趣味でも仕事でも活用の幅が広がるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タブレットは安価なものから高価なものまで、豊富に揃っています。
コスパを求めるのもいいですし、より高い性能を求めるのもよいでしょう。ただし、電子書籍を読むだけならば性能はさほど関係ないので、その点はご注意を
漫画も小説も、便利なタブレットで楽しんでいきましょう。
それでは。