せっかく高いお金を出したかったゲーミングPC。
どうせなら、そのフルパワーを目の当たりにしてみたくなりませんか?
今回は、モンスター級のパフォーマンスを求められるタイトルを集めてみました。ぜひ、最初の一本の参考にしてみてください。
- 自慢のマシンの本気を見たい方
- 最初の一本に迷っている方
- とにかくパフォーマンスを楽しみたい方
フルパワーへのキーワード
モンスター級のパフォーマンスを求められるタイトルは、実はそれほど多くありません。
どんなスペックのマシンでも楽しめるのがゲームというものですからね。
そんな中でも、モンスター級ソフトを探し当てるキーワードがあります。
それが「3Dグラフィック」「レイトレーシング」「MOD」です。
3Dグラフィック
当たり前のようですが、無視してはならない要素です。
2Dと3Dで負荷が違うのはもちろんですが、3Dグラフィックの中でも意外と分類できます。
というのも、ゲームのジャンルによって、グラフィックの重要度が変わってくるのです。
例えば、Cities:skylinesなどの街づくりゲームでは、「街をいかに発展させるか」というところに重きを置いているため、グラフィックに力を入れていることはほとんどありません。
どんなジャンルが「グラフィックが重要だ!」といえるかというと……
- レースゲーム
- FPS
- TPS
- アクションゲーム
これらのジャンルは、一貫して動きが激しいものとなります。
「3D」かつ「アクション性」のあるゲームが相応のパフォーマンスを求められるということになります。
これを参考に、パソコンの最大パフォーマンスを体験できるタイトルを探してみるのもよいでしょう。
レイトレーシング
ゲームを楽しむ最新技術「レイトレーシング」。
軽く説明しますと、ゲーム内の影や光を現実そのままに表現する技術のことです。自キャラの影や、水たまりの反射などを忠実に再現してくれるのです。
最新技術ゆえに、当然、かなりの負荷がかかります。生半可なスペックでは、まともなゲームプレイは望めないでしょう。
主に3Dグラフィックの綺麗なゲームに採用され、その世界への没入感を高めてくれます。
特に、レースゲームではテレビで見たままのリアルさを体感することができます。
MOD
ゲームに新たな要素を追加する「MOD」と呼ばれるものがあります。
これは、データを改造することで意図されていない挙動やアイテムを登場させることができるというものです。
また、グラフィックを向上させるMODも各タイトルで定番として公開されています。
これらを導入することで、それまでとは全く違ったゲーム体験が可能となるでしょう。
従来必要なスペックに加えて、新たにパワーを必要とすることが大半ですので、快適なプレイには十分な余裕が必要となります。
モンスター級タイトル一覧
では、モンスターともいえるタイトルを見ていきましょう。
MODありきのマインクラフト
実をいえば、マインクラフトは素の状態でも相応のスペックを求められます。
設定によっては軽くもできるのですが、例えば「もっと遠くの景色まで見たいなあ」となれば、それだけのパワーが必要となるのです。
そんなマインクラフトは、数多くのMODを導入できるタイトルとして有名です。
新たなワールドを追加するMODや、グラフィックを向上させるMOD、新たなアイテムを追加するMOD。追加しようと思えば、容量の限りどんどんと新要素を投入していくことができるのです。
影MODと呼ばれるシェーダーでマインクラフトの世界をリアルにし、新たなワールドでこれまでにない冒険を繰り広げる。あるいは、新しいブロックやアイテムを活用して、これまでになかった建築プレイをする。
こんなことを「より快適に」「よりスムーズに」プレイできるのは、モンスター級のマシンをおいてほかにないのです。
ただし、注意していただきたいのは、MOD同士でそれぞれ相性があるということ。希望するものすべてが導入できないといったこともあるので、その点は検証していく必要があります。
MODありきのGTA5
GTA5もまたMODで有名なタイトルです。
新しい武器やアイテムや車、本来は再現できないチートを導入することが可能となります。
それらの中でもとりわけスペックを要求されるのが、やはりグラフィック向上系のMODでしょう。
マインクラフトとは違い、現実をそっくりそのまま落とし込んだかのような世界観ですので、グラフィックを向上させようと思うとかなりのパワーが必要となるのです。
車が太陽の光を照り返すさま。雨でぬれた道路。トンネルを走る中で流れゆくオレンジ色の蛍光灯……。光という光が、あるいは影という影が、現実そのままに再現され、もうこれだけで全く別の最新ゲームをプレイしているかのような感覚に陥ります。
リアルながらもハチャメチャな世界を体験したい方は、MODありきなGTA5がぴったりでしょう。
MODありきのウィッチャー3
ファンタジーでありながらも、リアルな世界観を表現しているウィッチャー3。
元から美麗なグラフィックを備え、すべてを最高設定にしたなら要求されるパフォーマンスはかなりのものになります。
ここへMODを導入するとなると、ハイスペックマシンでなければ快適なプレイは望めないでしょう。
クオリティの高いグラフィックをより精巧にしてくれるMODや、エフェクトをより派手にしてくれるMOD、街の人々の顔つきをよりくっきりさせウィッチャー世界への没入感を高めてくれるMOD。
様々ありますが、どれも「The Witcher」での体験をより濃く、よりリアルにしてくれます。
ファンタジー過ぎないファンタジー。濃密な人間ドラマも描かれたリアルなファンタジー。こういったものを求めている方にお勧めなタイトルとなります。
MODありきのFallout4
荒廃した世界で、数多ある選択肢の中、自分なりの答えを見つけ出していくFallout4。
RPG的要素がありながらもリアルな世界を描写している本作ですが、MODによってがらりと変えていくことができます。
例えば、グラフィックをより精彩にしてくれるMODや、新たな武器を追加してくれるMODを導入すれば、Fallout4の絶望的な世界観をより体感することができるでしょう。ゲームシステムの根幹を変えてしまうMODもありますので、リアルながらも全く別の体験もできちゃいます。
また、自キャラを愛でることもできるMODも公開されているのが、Fallout4の特徴ともいえます。リアルで美しいお姉さんに変身することも、アニメ調でかわいらしい女の子に変わってしまうことも可能です。
2015年に発売された本作は一世代前のゲームといえますが、MODを導入することにより、そうとは思えないプレイ体験ができます。
FPSでありながらもRPG。冒険要素がありながらも建築プレイができる。そんなタイトルを探している方にお勧めな一本となります。
モンスターハンターワールド:アイスボーン
それまでとは比べ物にならないほど、美麗なグラフィックで生まれ変わった「モンスターハンターワールド」。
通常の場合でも最高設定にするとかなりのマシンパワーが必要となってきます。
とはいっても、「モンスターハンターワールド:アイスボーン」ではグラフィック向上系のMODは主流ではありません。
どちらかといえば、新たなオリジナル武器を追加するMODや、従来の武器に新性能を加えてしまうチート的なMODが人気となっています。
このため、ほかの「MODありきタイトル」とは違い、少しばかり軽めとなるでしょう。
なによりアクションが楽しいゲームですので、かっこいいアクションを格好よく決めたい方にお勧めです。
サイバーパンク2077
近未来の世界を舞台としたFPSオープンワールド。
本作の特徴は、何といっても街の造り込みのすごさ。近代的な建物が立ち並んだスタイリッシュな場所もあれば、人ごみで雑然とした場所もあります。
そんな舞台でストーリーを追っていくのですから、当然マシンパワーが必要となります。
とりわけグラフィックにこだわりのある作品ですので、レイトレーシング機能をオンにするともはや別のゲームをしているかのような感覚にもなるでしょう。
近未来感を全身で浴びたいという方にお勧めなタイトルとなります。
FF15
言わずと知れたFFシリーズの中でも、屈指のグラフィックを誇ります。
何よりも、車で移動しなければ億劫になってしまうほどの広いマップが特徴的です。緑豊かな自然や、世界観を表す不可思議な地形を前にしては、息をのむほかありません。
そんな広大なマップの中で繰り広げられるのは、スピーディーな戦闘アクション。
主人公を含めたキャラクターたちが、それぞれ敵対するモンスターや人とリアルな挙動で戦いを始めます。これに伴って綺麗なエフェクトも随所で光るので、パソコンには相当な負荷がかかること間違いなし。
アクションを楽しみたい方にお勧めな一本です。
Battlefieldシリーズ
シリーズとしてくくりましたが、Battlefield1やⅤ、2021年11月発売の「2042」は、グラフィックが突き抜けています。
すべてのUIを消してしまえば、本当にその戦場にいるかのような錯覚を起こしてしまうでしょう。
それほどに、銃声も戦塵も雄たけびも、リアルに表現されているのです。
Battlefieldシリーズの特徴といえば、何といっても大規模なオンライン戦争。64人、あるいはそれ以上の人数が同じ戦場で駆け巡るのです。
最高のグラフィックを維持しながら大規模戦争に没頭しようとするならば、当然相応のマシンパワーが必要となります。なにせ、兵士だけでなく、戦車や航空機も交錯しますからね。
何より戦場に身を置いてみたいという方にお勧めなタイトルとなります。
ウォッチドックス
現代社会に似通った街並みながらも、ネットワークが極限にまで進化した世界観を持つ「ウォッチドックス」シリーズ。
「無印」「2」「レギオン」と発売されていますが、どのタイトルにも共通して言えるのが「リアルすぎ」ということです。
建物や車、街の造りなどはもちろんですが、何より自キャラクターの動きが忠実に再現されているのです。スマートフォンをいじる仕草一つとっても、本当にそのキャラクターがその世界で息づいているのだと解ってしまいます。
アクションにしても、無理な動きが一つもなく、それでいて格好よく敵を倒してくれます。
それほどの再現度で、さらにオープンワールドでもあるのですから、ハイスペックマシンのほうがより良いゲーム体験ができます。
なによりリアルなアクションを楽しみたいという方にうってつけな一本です。
Escape from Tarkov
世界一リアルなFPS。総称しても過言ではないのが、通称「タルコフ」というゲーム。
本作はどのFPSよりも「リアルであること」にこだわっています。
例えば、他タイトルではリロードはキーを一つ押すだけで済みます。マガジン内に弾が残っていても残弾数はリセットされ、弾の回収も容易です。
が、こと「タルコフ」においては、リロード一つとっても一苦労。マガジン内の残弾数を無視してリロードはできませんし、そもそもどれだけマガジンに弾が残っているかも正確には解りません。
「わりとある」「半分くらい」「多分半分以下」……アバウトにしかわからないのです。
そういったゲーム的要素だけでなく、グラフィックや環境音も感激するほどにリアルです。自然は美しく、廃墟は恐ろしく、銃声音や足音をそばで聞いただけでも鳥肌が立ってしまいます。
そんなタルコフは、重いゲームの一つとして数えられます。ただ、ゲーム実況などをよく見る人はご存じかもしれませんが、こういった他プレイヤーとの競技性が高いゲームにおいては、「グラフィックが正義!」というわけでもありません。設定を下げることで視認性をよくすることもままあるくらいです。
そういった意味ではグラフィックを求めなくてもいいゲームなのですが、「それはもったいない!」と声高らかに主張したいほど、本タイトルはリアルなのです。
すべてを余すことなく味わいたい、という方にこそプレイしてほしいタイトルとなります。
ちなみに、この緊張感に筆者は心が折れてます。
アサシンクリード
UBIの看板シリーズの一つ、「アサシンクリード」シリーズ。
すべてのタイトルにおいて、時代の最先端を行くようなグラフィックなのですが、とりわけフランスを舞台にして物語を追う「Unity」以降はすさまじいものがあります。
とくに「Unity」は、発売当初、その重さゆえにかなりのマシンパワーを持ったパソコンでなければ快適なプレイができないという問題が上がっていました。
PS4や中程度のスペックのゲーミングPCでは、極端にフレームレートが落ち、かくついたりしたのです。
というのも「Unity」はどこを切り取っても美麗なグラフィックで、そのうえ、無数ともいえる一般市民がゲーム内で生活していたのです。群衆に紛れて敵の目を欺く、というプレイは「アサシンクリード」シリーズの定番ともいえるのですが、これが仇となった形ですね。
「Unity」の反省を踏まえて、それ以降のタイトルはこういったトラブルもなくなりましたが、やはり相応のマシンパワーは必要となってきます。
異世界に入り込んだかのような華麗なグラフィックで、独自のステルスアクションを体感したい方にお勧めなシリーズとなります。
レッドデットリデンプション2
GTA5でおなじみロックスターゲームスが送り出す「レッドデットリデンプション2」。
1899年のアメリカを舞台とし、現代とは全く違う時代が描かれています。長距離を移動するのに乗馬し、街中では馬車もみかけ、黒煙が立ち上る工場地帯も垣間見ることができます。
都市部は未来へ向けて発展していく最中。電柱から電柱へ電線がのび、道路の真ん中には路線があり、古めかしい電車が走ります。
その一方で、自然もまた美しいこと。整備のされていない自然な道を馬で駆けていくと、横手に畑が見えたり、うっそうと木々の集う森が見えたり、沈みゆく夕日の美しさも感じることができるでしょう。
時代の流れそのものを描いているといっても過言ではなく、だからこそ重たいゲームの一つとして数えられています。
グラフィックに変化を加えるシェーダーMODも公開されており、これを導入するとなればさらにパワーが必要となるでしょう。
現代ひとつ手前の時代を描いたタイトルは、意外と少ないもの。1899年という時代感にピンときた方は、ぜひとも手に取ってみてください。
ボーダーランズ3
SF世界を舞台としたFPSシリーズの最新作。
CODやBFシリーズのようにフォトグラフなリアルさではなく、どちらかといえば、アニメチックなタッチが特徴的なグラフィックとなります。とはいっても、建物内部や地面などはその限りではなく、現実に即したリアルさがあります。
両方のいいとこどりをした見た目ですね。
SFという世界観を描くゲームですので、何といってもそのド派手なエフェクトが特徴です。銃もスキルもすべてを余すことなく使い、モンスターとバチバチにやり合うのは爽快の一言に尽きるでしょう。
特徴的なグラフィックに加えて、スピーディーにバトルが展開していくので、やはり強いマシンが必要となってきます。
とくに、フレームレートを気にする方は注意が必要です。なにしろ、ド派手でアクション性の高いゲームがカクカクだと、残念なことになってしまいますからね。
とにかく派手。しかしながら、それだけにはとどまらないアイテム集めをしたい方にお勧めなタイトルとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こうして一覧してみると、最近のものからちょっと昔のものまでそろっています。
それというのも、パソコン版ではMODという要素があるため。たとえ一世代前のタイトルでも、まるで最新作をプレイしているかのような感覚で遊べてしまうのです。
このほかにも、たくさんの素晴らしいタイトルがあります。
ぜひとも、自慢のマシンで素晴らしいゲーム体験を味わってください。
それでは!