Amazon・楽天の大手オンラインショップの「売れ筋ランキング」を参考に、「キーボード」における一か月間の売れ筋ランキングを作ってみました。
入門ともいえるようなモデルから、最先端のプロ向けモデルまでランクインしているので、ぜひ気になったものを探してみてください。
第1位~第3位
第1位 G PRO X
メーカー | ロジクール |
軸 | GX Blue GX Brown GX Red |
サイズ | テンキーレス |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | 有線 |
ロジクールの販売する「G PRO X」。
スイッチの軸が「青軸(リニア)」「茶軸(タクタイル)」「赤軸(リニア)」と用意されていますが、「G PRO X」の特徴はこのスイッチを自由に変えられるということ。エンターキーは心地のいい「青軸」、WASDは反応の速い「赤軸」と、自分好みにカスタマイズできるのです。
標準搭載されているのは「青軸」に相当する「GX Blue」。もちろん、他二つは別途購入という形となりますが、気軽にスイッチを切り替えたいという方にお勧めな一台となります。
実は「G PRO X」と似た製品に、「G PRO」というキーボードがあります。
どちらともほぼ同じなのですが、前者は「ホットスワップ機能」があり、後者はそうではありません。
ホットスワップ機能にこそ魅力を感じている方は、間違って購入しますと軸の入れ替えができないので注意してください。
赤軸
茶軸
青軸(売り切れの場合が高いです)
ホットスワップ機能なし
第2位 G213r
メーカー | ロジクール |
軸 | メンブレン方式 |
サイズ | フルサイズ |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | 有線 |
ロジクールがエントリーモデルとして販売している「G213r」。
本製品のキースイッチは、ロジクールが独自に開発したメンブレン方式。一般的なキーボードと同じ方式のキースイッチとなりますが、ロジクールはこれにひと手間欠けて、メカニカルキーボードに匹敵するほどの上質な押し心地へと昇華させています。
フルサイズであること然り、パームレスト付きであること然り、普段使いもしっかりと考えられた製品となります。ゲーミングデバイス入門用としてピッタリな一台でしょう。
第3位 G913
メーカー | ロジクール |
軸 | GLクリッキー GLタクタイル GLリニア |
サイズ | テンキーレス フルサイズ |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | ワイヤレス |
Logicoolの最上位機種である「G913」。
定価は3万円と高級ゲーミングキーボードとなりますが、その性能はピカイチ。ワイヤレスながらも遅延がほとんど感じられず、バッテリーも長持ちする優れモノとなります。
本製品の最大の特徴は、薄型であること。昨今、通常のスイッチをぎゅっと半分まで押しつぶしたかのような薄型のキーボードが流行りとなっていますが、その中でも最も人気で売れ筋なモデルとなります。
また、キーボードといえば黒一色が定番ですが、「G913」ではホワイトカラーも用意されています。ただし、ホワイトカラーのスイッチは「GLタクタイル」に限定されるので、そこは注意しておきましょう。
ワイヤレス×薄型×日本語配列というのは、なかなか選択肢が少ないのが現状。Logicool製品ということで安心もできるので、薄型を求めていた方にお勧めな商品となります。
第4位~第10位
第4位 BlackWidow Lite JP Mercury White
メーカー | Razer |
軸 | 静音オレンジ軸 |
サイズ | テンキーレス |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | 有線 |
Razerが展開する「Mercury Edition」シリーズの一つ、「BlackWidow Lite JP Mercury White」。その名の通り、ホワイトカラーをプッシュしたお洒落なモデルとなります。
しかしながら、お洒落だけでないのが本製品。「BlackWidow」といえばRazerの手掛けるキーボードの中でも人気シリーズの一つであり、その性能を踏襲しています。スイッチは、Razer独自の「静音オレンジ軸」。とりわけ静音性に優れており、スイッチに取り付けるOリングが付属しているため、これを使用すればさらに静かなタイピングが可能となります。
ゲーミング用途としてはもちろん、ゲーミングキーボードらしからぬデザインやその静音性から、オフィスなどで使うのもありでしょう。静かなキーボードが欲しい。仕事を中心として使いたい。そんな方にお勧めなモデルとなります。
第5位 Vulcan Pro
メーカー | ROCCAT |
軸 | Titanスイッチオプティカル(リニア) |
サイズ | テンキーレス |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | 有線 |
未来感漂うデザインが特徴的なROCCATの「Vulcan TKL Pro」。スイッチは、ROCCAT独自の「Titanスイッチオプティカル」。MX Cherryにおける赤軸に相当する軽いキータッチのキーボードとなります。
コンパクトながらもしっかりとキー数を確保したテンキーレスサイズ。「Vulcan TKL Pro」は、ここにメディアコントロールキーを備えています。プレイ中でもつまみをひねることでボリュームなどをいじることができるので、積極的に活用していきたいところです。また、英語配列限定ながらフルサイズモデルも販売されています。
ROCCATならではの未来感あふれるデザインに、ブラックモデルに加えてホワイトモデルもある「Vulcan TKL Pro」。見た目にもこだわりたい方にお勧めです。
テンキーレス
フルサイズ
第6位 G512
メーカー | ロジクール |
軸 | GXリニア GXクリッキー GXタクタイル |
サイズ | フルサイズ |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | 有線 |
ロジクールが手掛ける「G512」。リニア、クリッキー、タクタイルと、赤・茶・青軸に相当する軸が一通りそろっているモデルとなります。サイズとしてはフルサイズ。ゲームではもちろん、仕事でも活躍してくれること間違いなしです。
特徴的なのは、アルミニウム合金を使用したボディ。艶消し加工といい、シンプルなロゴと言い、深い色合いのグレーといい、どこまでもシックな一台となっています。黒系統で統一している方は、ぜひ候補の一つとしてみてください。
第7位 Tartarus V2
メーカー | Razer |
軸 | メカメンブレン |
サイズ | 左手用キーボード |
配列 | |
接続方法 | 有線 |
貴重な左手用キーボードの一つ、Razerの「Tartarus V2」。
通常のキーボードとは全く異なる計上で、メカメカしさ満載のデバイスとなります。
20個のキースイッチに加えて、マウスホイールのようなスクロールホイール、八方向のデジタルサムパッドなどなど、まさにゲームに特化しているともいえるスイッチに配置になっています。
軸には「メカ・メンブレン」というRazerオリジナルのメンブレン方式を採用。メカニカルスイッチとメンブレンスイッチ、両方のいいとこどりをした軸であり、ソフトな打鍵感が特徴的です。
コンパクトな形状もあって、通常のキーボードとの併用も可能となるでしょう。
PhotoshopやPremiere Proなど、ショートカットを多用するソフトを使用している方にもおすすめのデバイスとなります。
第8位 Alloy Origins Core RGB
メーカー | HyperX |
軸 | HyperXメカニカルスイッチ |
サイズ | フルサイズ テンキーレス 65% 60% |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | 有線 |
HyperXの定番モデル「Alloy Origins」。
フルアルミボディで一般的なキーボードとはまた違ったクールさを持つゲーミングキーボードとなります。
取り外し可能なUSB-Cケーブルを備え、HyperX独自のメカニカルスイッチを採用。押し心地としては赤軸に相当し、FPSなどのシビアなタイピングにも応えてくれるスイッチとなっています。
「Alloy Origins」の最大の特徴は、その性能もさることながら、豊富なサイズ展開。
最初期はフルサイズとテンキーレスのみの展開となっていたのですが、コンパクトなサイズのキーボードが流行ると、これに即座に対応してくれました。矢印キーの残る65%サイズと、まさにゲーム特化な60%を用意してくれたのです。
注意したい点としては、65%と60%に関しては、日本語配列ではなく英語配列である点。
性能だけでなく見た目に関してもハイクオリティなモデル。
「ゲーム専用機として使いたい!」という方にお勧めな一台となります。
フルサイズ
テンキーレス
65%(英語配列)
60%(英語配列)
第9位 Vulcan TKL コンパクトメカニカル
メーカー | ROCCAT |
軸 | Titanスイッチスピード(リニア) |
サイズ | テンキーレス |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | 有線 |
ROCCATの定番モデルとなっている一つ、「Vulcan TKL コンパクトメカニカル」。
その名の通り、テンキーレスサイズ限定のコンパクトなゲーミングキーボードとなります。
ROCCATキーボードの代名詞であるSFチックなデザインも健在。オーディオコントロールの可能なミキサースタイルのスイッチも備えているため、ゲーム中にも簡単に音量調整ができます。
スイッチにはROCCATオリジナルの「TITAN SWITCH MECHANICAL」を採用。
公式サイトにおいては英語配列モデルのみに「リニア」タイプと「タクティカル」タイプが採用されています。日本語配列においては、赤軸に相当する「リニア」タイプのみとなりますね。
ROCCATが独自に開発した「Easy-Shift[+]技術」にも対応。これにより、一つのキーに二つのアクションをもたらすことができます。「Easy-Shift」と同時押しで使用可能となっています。
「FN」キーと「Easy-Shift」キーの同時併用で、さらなるショートカットを生み出せる本モデル。
ゲームだけではなく、ショートカットを多く使う仕事などをされている方にもお勧めなモデルとなります。
ここで一つだけ注意。
よく似たモデルに「Vulcan Pro」があります。
こちらにはフルサイズモデルがあり、スイッチは「Titan Switch Optical」。メカニカルスイッチではなく、光学式スイッチという、また新たなスイッチを採用しています。
「フルサイズがいい」「最新の光学式スイッチがいい」という方は、「Vulcan Pro」を選びましょう。
第10位 G613
メーカー | ロジクール |
軸 | ROMER-Gタクタイル |
サイズ | フルサイズ |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | ワイヤレス |
ロジクールの「G613」。フルサイズ、メディアコントロールキー、パームレスト。キーボードの一つの完成形といっていいほど、全部盛りなモデルとなっています。スイッチはロジクール独自の「ROMER-Gタクタイル」であり、心地よいクリック感と静音性を両立させています。競技シーンにおいても、確かな手ごたえでプレイミスを防いでくれるでしょう。
メディアコントロールキーもさることながら、キーボードの左側に縦一列に並ぶ「プログラマブルGキー」も特徴的。この6個の専用キーは、カスタムマクロやアプリ内コントロールを使ってプログラムができます。ゲームでも日常使いでも、この専用キーを使って効率化を図っていきましょう。
とにかく一台で済ませたい、というかたにお勧めなモデルとなります。
番外編
番外編として、新発売されたもの、予約購入が開始されたものも載せておきます。
DeathStalker V2 Pro
メーカー | Razer |
軸 | Razerリニア薄型オプティカルスイッチ(フルサイズ、テンキーレス) Razerクリッキー薄型オプティカルスイッチ(フルサイズのみ) |
サイズ | フルサイズ テンキーレス |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | ワイヤレス |
9月9日に登場したRazer初の薄型ゲーミングキーボード「DeathStalker V2 Pro」。
近年、ゲーミングキーボードにもメンブレンキーボード並みの薄型化の波が押し寄せていますが、Razerもこれに着手した形となります。
Razerといえば、独自に開発したスイッチが特徴的。緑軸や紫軸など、これまでもオリジナルの軸を打ち出してきました。
そうした技術によって新たに生み出されたのが、「Razer薄型オプティカルスイッチ」。従来のフルハイトスイッチに比べてスリム化を果たし、キーの押下距離を2.8㎜にまで縮めるのに成功しています。
フルサイズキーボードでは「リニア」タイプと「クリッキー」タイプの両方が用意されており、好みに合わせて購入するとよいでしょう。
また、特徴的なのはワイヤレス接続時のバッテリーの持ち。
公式には40時間と表記されていますが、キーボードの明度により接続時間が変わってきます。キーボードを光らせない状態(明度0%)では195時間ものバッテリー接続時間を実現します。
RGBで光らせることにこだわらない方は、ぜひ明度0%の状態で使用することをお勧めします。
なお、有線接続にも対応しているので、有線にこだわりのある方も安心。
ともかく薄型に進化した「DeathStalker V2 Pro」。
競技向けシーンで勝ちを狙いたい人にお勧めな一台といえるでしょう。
G715
メーカー | ロジクール |
軸 | GXタクタイル GXリニア |
サイズ | テンキーレス |
配列 | 日本語配列あり |
接続方法 | ワイヤレス |
こちらは10月27日に発売を控えているロジクールの「G715」。
ロジクールが新たに打ち出した「オーロラコレクション」と呼ばれるシリーズの一つとなります。
勝ちにこだわった「PRO SERIES」とは打って変わって、見た目にもお洒落なホワイトカラーを基調としています。
しかしながら、性能に関しては本格的。大手ゲーミングデバイスメーカーの一角たるロジクールが、ゲーム分野で手を抜くはずもなく、独自のスイッチに独自のワイヤレス技術を搭載。
勝ちに行くスタイルに変わりはないといえるでしょう。
ちなみに、有線にも対応しています。
また、「G715」のお洒落さはカスタマイズ性にも優れています。
キーキャップを変えられるのはもちろん、上部プレートも「G715」用に用意されています。
それぞれ、淡い色合いの「ピンク」「グリーン」「ホワイト」とあるので、それぞれを組み合わせて自分好みのキーボードに仕上げましょう。
「オーロラコレクション」とだけあって、他にもマウスやヘッドセットも用意されています。
ゲーム用でもお洒落にそろえたい、という方にお勧めです。
ちなみに、G713という有線のみのモデルも発売予定となっています。
G715(無線/有線)
G713
G705(マウス)
G735(ヘッドセット)
Vulcan 2 mini
メーカー | ROCCAT |
軸 | TITAN Ⅱ オプティカルレッド |
サイズ | 65% |
配列 | 英語配列 |
接続方法 | 有線 |
9月30日に発売されたROCCATの新作キーボード「Vulcan Ⅱ Mini」。
ROCCATの定番シリーズである「Vulcan」が、フルサイズでもテンキーレスでもなく、65%サイズにまでギュッと凝縮された製品となります。
軸は赤軸に相当するROCCATオリジナルの「TITAN Ⅱ オプティカルレッド」。
本製品もほかのROCCAT製キーボード同様、Easy-Shift[+]を搭載。
一部のキーに二次的に機能を割り当てることが可能となり、つまりは一つのキーで二つのアクションが可能となっています。
積極的に活用し、効率化を図りたいところですね。
カラーはブラックとホワイト。
キーキャップのカスタマイズ性にも優れ、サードパーティの十字型マウントキャップを使用すれば、黒でも白でもない、自分オリジナルのカラーを展開できるでしょう。
USB-Cケーブルも取り外し可能となっているため、これをコイル式ケーブルと変えてしまえば、好みの一台となってくれます。
コンパクトでスタイリッシュ、かつカスタマイズ性にも富んだ一台。
ゲームプレイで勝ちに行く人にはもちろん、お洒落さも極めたいという方にお勧めなモデルとなります。